「Prophet 12」は、伝説のアナログ・ポリフォニック・シンセサイザーSCI Prophet-5を始めとした数々の名機を世に生み出し続けるシンセサイザーの巨匠、Dave Smithがゼロから新たに設計したデジタル/アナログ・ハイブリッド設計の12ボイス・ポリフォニック・シンセサイザーです。
各ボイスにはシェイプ・モジュレーション、FM、AM、ハードシンク、サブオシレーターなどの機能を搭載し、多くのサウンドバリエーションを生み出せるDSPベースのオシレーターを搭載。
オシレーターとフィルターの間には「キャラクター」セクションがあり、オシレーターから生成されたサウンドがフィルターを通る前に5つのパラメーターでデジタルエフェクトをかけることが可能です。
フィルターはカーティス製チップを使用したアナログ・ローパス・フィルターとアナログ・ハイパス・フィルターを搭載しています。
全く新しい音源設計 DSPベースのオシレーターと"キャラクター"セクション Prophet 12はこれまでDave Smithが設計したシンセサイザーとは異なる新たな設計のもとに開発されました。
オシレーターはDSPベースのデジタル・オシレーターが採用され、ボイスごとに5基のオシレーター(うち1基はサイン波のサブオシレーター)を搭載しています。
波形はクラシックなアナログ波形が4種類(ノコギリ波、矩形波、三角波、サイン波)、複雑な波形を持ったウェーブテーブルを12種類、ノイズ波形を3種類用意。
異なるウェーブテーブルをクロスフェードさせて新たな波形を生み出すシェイプ・モジュレーション機能を使えば複雑な倍音を持つ波形を生成できます。
全オシレーターで設定できるオシレーターシンク、FMとAMはモジュレーション・マトリクスを使用すれば柔軟にアルゴリズムを組む事も可能です。
発音ごとにオシレーター波形をリセットしないWave Syncオフと、オシレーターにランダムなデチューン効果を加えるSlopを設定すれば、デジタルオシレーターでありながらアナログVCOの独特な"ゆらぎ"を再現できます。
オシレーターとフィルターの間には新しい「キャラクター」セクションが搭載されています。
Girth(ローシェルフ・フィルター)、Air(ハイシェルフ・フィルター)、Hack(ビットデプス・リダクション)、Decimation(サンプルレート・リダクション)、ドライブ(テープサチュレーション)の5つの高品質なデジタルエフェクトで構成されており、信号がフィルターへ入力される前に倍音を付加したり歪ませる事ができます。
フィルターはカーティス製チップを使用した2Ploe/4Pole切り替え可能なアナログ・ローパス・フィルターを搭載。
専用の5ステージ・エンベロープはループする機能も搭載しています。
2Poleのアナログ・ハイパス・フィルターも搭載しており、幅広いフィルタリング可能です。
アナログVCAはフィルターと同様に専用の5ステージ・エンベロープを搭載しておりループも可能です。
Pan Spreadを上げる事でボイスごとのパンニングを広げ、豊かなステレオ感を生み出します。
サウンドに厚みや歪みを加えるチューニング機能付きフィードバック、セッティング次第でディレイ以外にもコーラス、フランジャー、リバーブにもなるステレオ4タップ・デジタルディレイを搭載しておりサウンドに彩りを加えます。
素早く、簡単に、直感的に設定ができる 柔軟なモジュレーションが可能なモジュレーション・マトリクス Prophet 12のモジュレーション・セクションは自由にアサイン可能な16系統とソースが固定された8系統、合計24系統の膨大なモジュレーション・マトリクスを搭載しています。
コントロール・ソースとしてホイール、フットペダル、LFO、エンベロープなど26種、コントロールパネル上のパラメーター等デスティネーションとして97種類もの膨大なパラメーターの中から好きなものを自由にアサインし、サウンドを思うままにコントロールしたり音作りの幅を飛躍的に広げる事が可能です。
「これだけ膨大なパラメーターは設定するのが大変だし、把握するのが大変だろう」そんな心配は無用です。
アサインは"素早く、簡単に、直感的に"設定ができるイージーオペレーション。
「Assign Mod Source」、「Assign Mod Destination」各ボタンを押しながらソース、デスティネーションにしたいコントローラーやノブを反応させればアサイン完了、あとは「Amount」ノブでアマウント量を設定するだけです。
もちろんディスプレイ上部のエンコーダーを使用して設定する事も可能です。
ディスプレイに表示されるモジュレーションのリストは、ディスプレイ下部のソフトキーを押してスロット順、ソース順、デスティネーション順に並べ替えができるので目的のスロットを簡単に見つけ出せます。
同時に2種類の音色を演奏出来るバイ・ティンバル レイヤー/スプリットプログラムを簡単に構成 Prophet 12はPropeht'08でも好評のバイ・ティンバルを採用しています。
1つのプログラムにはレイヤーAとBに2つ異なる音色を保存することが可能で、キーボードの任意の位置で左右別々に2つの音色を演奏できるスプリットモード、2つの音色を重ねて演奏できるスタックモードで演奏する事ができます。
ボタン一つで一方の音色をもう一方にコピー、入れ替えが可能です。
使用する音色は別のプログラムから簡単に呼び出す事もできます。
音声のアウトプットはメインアウトの他にレイヤーB専用のアウトプットジャックが用意されているので、外部のミキサーで音量調整したり一方にだけ外部エフェクトをかけることも可能です。
ユーザー/ファクトリー合計792プログラムを保存 ライヴに便利なプレイリストモード Prophet 12は本体内に792プログラム (ユーザープログラム 99 x 4バンク + ファクトリープログラム 99 x 4バンク) を保存可能。
ディスプレイ右側にはプログラムを呼び出す際に使用するバンクボタンとテンキーが搭載され、膨大な量のプログラム中から目的の音色を素早く呼び出す事ができます。
ライヴ演奏の際などに便利なプレイリストモードを搭載しました。
ディスプレイ下部のソフトキーに任意の4つのプログラムをアサインした「セット」を40個 (10セット x 4リスト) 保存し、バンクボタンとテンキーで瞬時に呼び出せる機能です。
一曲の演奏が終わったらテンキーひとつで次の曲で使用する4つのプログラムを瞬時に呼び出す事が可能です。
61鍵セミウェイテッド・キーボード、タッチスライダーを搭載 洗練されたハードウェア設計とインターフェース Prophet 12はベロシティとアフタータッチに対応した高品位な61鍵セミウェイテッドキーボードを搭載しています。
赤いLEDで美しく輝くピッチベンドとモジュレーションホイールの上には、同社のドラムマシンTempestにも搭載されたポジションとプレッシャーでコントロールが可能なタッチセンシティブ・コントローラーを搭載。
多数のパラメーターを一度にコントロールするダイナミックなパフォーマンスにも応えてくれるでしょう。
ディスプレイは視認性が高い有機ELディスプレイを採用し、多数のパラメーターを分かりやすくグラフィカルに表示。
ディスプレイ左側のSHOWボタンをアクティブにしてパネル上のノブやボタンを操作すると、各パラメーターを動かさずにエディット内容の確認ができます。
MIDI端子の他にUSB2.0ポートも搭載しており、Windows/MacコンピューターとUSBケーブル一本で接続しMIDIデータを双方向通信することも可能です。
クラスコンプライアントUSBデバイスに対応しており特別なドライバを必要としません。
(オーディオ情報の送受信には対応していません) Specifications※お取り寄せ販売商品のため、ご注文のタイミングによっては、お届けまでお時間を頂く場合がございます。
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